試論:神の子と人の娘の結婚??を140文字以内で

古代のヘブライ人は「〜の子」という表現で所属を示す。創世記6章4節「神の子らは人の娘たちを〜」とは、神に属する〔信仰者の〕集団の男性たちが、そうではない〔不信仰者の〕集団の女性たちを娶るようになり、信仰者の集団にも徐々に不信仰が蔓延し人類が堕落の道を歩み始めたことを同章は物語る。

(注)別エントリー「神の子らは人の娘たちを【再投稿】」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/8636

【追記】

このヘブライ語の「~の子」は特殊な用法にも感じられるが実はそうでもない。日本でも若い女子の会話で「横浜の子」「白百合の子」「テニス部の子」等と表現される。「横浜の子」の横浜は現住所または出身地、「白百合の子」の白百合は在籍校または出身校、「テニス部の子」のテニス部は所属部を表す。

旧約聖書第二正典の知恵の書の10章では、人類の元祖アダムが一度は過ちを犯したが、そこから立ち直って救われ、嫉妬のためにカインは神から遠ざかり、弟を殺した後も不信仰のまま死に滅び去り、カインの不信仰が人類に蔓延した結果として洪水に至った世界から神に導かれノアが箱舟で救われたと記す。