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試論:「天の門」聖母マリアを140文字以内で

カトリックで聖母を指す表現「天の門」は、聖書では創世記28章17節にのみ登場し、同節は主がおられた場所を「なんと畏れ多い場所」「天の門」と呼ぶ。主を宿した「胎」(ルカ11章27節)であるマリアを、同様に《なんと畏れ多い女性》と感じるのは、古代のイスラエル人の感覚として当然である。

(注)別エントリー「試論:ルカ11章28節を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/5786

【追記】

ルカ1章は、サムエル下6章の「神の箱」と受胎後のマリアとを重ね合わせる記述を行っている。真の「神の御言葉」を胎内に宿したマリアは、同じく真の「神の箱」だからである。ヨセフは「神の箱」に不用意に触れて死んだ男(サムエル下6章6節以下)を思い起こし、マリアに最大限配慮したはずである。

(注)別エントリー「ルカ福音書の聖母とサムエル記下の神の櫃」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/1544