主イエスはルカ11章52節で「あなたたちは人々から知識の鍵を取り上げて、自分が入ろうとしないばかりか入ろうとする人々をも妨げる」と仰せになった。この「知識の鍵」とは「神の知恵」(49節)である主イエス・キリスト御自身及びその御言葉であり、この「鍵」は《天の国の神の義の門》を開く。
(注)別エントリー「試論:『言』と『神の知恵』を140文字以内で」も参照のこと。
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【追記】
福音書の時代のユダヤ教の会堂では、詩編と預言書の朗読が特に重視されていた。従って主イエスがルカ11章9節で「門をたたきなさい。そうすれは開かれる」と仰せになった時、人々は、この「門」とは《神の義の門》(詩編118編19節以下、イザヤ26章2節)のことであると、ごく自然に連想した。
(注)別エントリー「試論:『狭い戸口』を140文字以内で」も参照のこと。
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主はマタイ7章で「門をたたきなさい」(7節)「狭い門から入りなさい」(13節)「命に至る門はなんと狭く、その道も細いか」(14節)と仰せになられたが、詩編118編19節以下には「正義の門よ、開け。わたしは入って主に感謝しよう。この門は主の門だ。この門から主に従う人は入る」とある。
一人の律法学者は自分を「義化」(ルカ10章29節)しようとして(「義人」(マタイ1章19節)とするために)、隣人愛(ルカ10章27節)に関して、主に、踏み込んだ質問を行なった。主は、憐れみの心(33節)と「神の義」と隣人愛と永遠の命(25節)は事実上重なっているとお教えになった。
(注)別エントリー「試論:『礼服』の意味を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:『神の義とディカイオス』を140文字以内で」も参照のこと。
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ルカ12章49節「地上に火を投ずるためにわたしは来た」同3章16節「聖霊と火による洗礼」黙示録11章5節「口から火が出る預言者」エレミヤ5章14節「あなたの口に、わたしの言葉を授ける。それは火となり、この民を薪として焼き尽くす」同23章29節「わたしの言葉は、火に似ていないか」。
(注)別エントリー「試論:『神の御言葉』を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:『御言葉』を140文字以内で」も参照のこと。
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マタイ3章11節で洗礼者ヨハネは、来るべき方が「聖霊と火」で洗礼をお授けになると教えたが、この節の「火」とはマラキ3章2節〜3節やゼカリヤ13章9節に預言されているもので詩編12編7節〜8節や66編10節にあるように、火が金銀を精錬するのと同じく人間を清くする主の清い仰せを指す。
マタイ3章11節で洗礼者ヨハネは、来るべき方が「聖霊と火」で洗礼をお授けになると教えたが、11節の「火」は12節の「消えることのない火(=『永遠の罰』の象徴)」とは別概念で、詩編105編19節や119編140節にあるように、火が金銀を精錬する如く人間を清くする主の清い仰せを指す。
(注)別エントリー「試論:マタイ3章の二つの『火』を140文字以内で」も参照のこと。
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マタイ3章には来るべき方が「聖霊と火」で洗礼をお授けになるとあるが「火」とは「火が金属を精錬する如く人間を清くする主の清い仰せ」を指し詩編12編7節〜8節、66編10節、105編19節、119編140節、エレミヤ6章29節、ゼカリヤ13章9節、マラキ3章2節〜3節などが関連する。
主はマルコ9章49節で「すべての人は火で塩味を付けられねばならない」と仰せになったが、「火」はマタイ3章11節と同じく「火が金銀を精錬する如く人間を清くする主の仰せ」を指し、「塩味」は信仰を指す。主の仰せが人間を清くすることに関しては、ヨハネ15章3節で主御自身が御説明なさった。
(注)別エントリー「試論:『地の塩』を140文字以内で」も参照のこと。
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