試論:「サドカイ派」を140文字以内で

主イエスのファリサイ派批判で最も多いのはマタイ23章3節の通り「建前は立派でも中身は〜」だが、神殿の有力者たちの仲間であるサドカイ派は、復活を否定するなど、主イエスとは建前からして違った。来世について考えることをしない彼らはおのずと現世志向であり、既得権益の維持に汲々としていた。

【追記】

主イエス・キリストはマルコ7章の最初の部分でファリサイ派の最大の問題点を指摘された。それは彼らが「言い伝え」を過度に重視していることで、本来モーセの律法に対して副次的存在だった「言い伝え」がいつしか律法と同等以上にまで扱われ、しかも隣人を圧迫するための口実と化していた事実である。