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試論:「正論を装った難癖」を140文字以内で

モーセの姉ミリアムと兄アロンは、モーセの妻が異民族出身だという口実でモーセに正論を装った難癖をつけ、主なる神の御怒りに触れてミリアムは「重い皮膚病」となった。兄弟を陥れることが目的の濡れ衣は、兄弟愛に背くものとして主なる神が大いに忌み嫌われる行為であり、厳しい罰を伴うものである。

(注)別エントリー「民数記12章3節:モーセの人となり」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/5051

【追記】

古代のギリシア語訳民数記の12章3節ではモーセを「柔和な人」の代表例とする。自分に難癖をつけてきて神に罰せられた(レビ19章17節参照)姉ミリアムに対して、モーセは全く姉の不幸を喜ぶことなく(箴言17章5節参照)、逆に姉のために神なる主に執り成し、赦しを請い願った人だからである。

主はルカ17章1節で「つまずきは避けられないがそれをもたらす者は不幸だ」と仰せになった。レビ19章17節は悪意を抱いたまま隣人に接することを禁じ、箴言26章27節は他人を落とす穴を掘る者は自分がそこに落ちると記し、民数記12章でモーセに難癖をつけたミリアムは厳しく主に罰せられた。

(注)別エントリー「試論:『穴を掘る』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/8468

(注)別エントリー「試論:『理由のない憎しみ』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/6468

(注)別エントリー「試論:『つまずき』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/7363