試論:「手で触れられるもの」?を140文字以内で

ヘブライ12章18節以下では、出エジプト19章16節以下でモーセが民を神に会わせるためにシナイ山へ連れて行った際の出来事を記している。主が火の中を山の上に降(くだ)られた時、山全体が激しく震えた。人々が思わず地面に伏せても、山のどこの地面に触れようと、主の臨在を誰でも感じ取れた。

【追記】

古代のギリシア語旧約聖書は「角笛」(新共同訳)と訳されるヘブライ語に対して、新約聖書本文中では「ラッパ」(新共同訳)と訳されるギリシア語を当てている。ヘブライ12章19節で言及される「ラッパ」はシナイ山の出来事と関連し、出エジプト19章や20章で言及される「角笛」に対応している。