試論:「へりくだり」と「恵み」を140文字以内で

【問】なぜ聖母マリアは受胎告知の際に、「わたしは主のはしためです」を承諾の意思表示としたの?
【答】箴言3章34節「神は高慢な者を敵とし、へりくだる者に恵みをお与えになる」を鑑みれば天使に「恵まれた方」とまで呼びかけられたことに対する姿勢として適切なのは、「へりくだり」だからです。

【追記】

【問】マラキ3章19節は、高慢な者と悪を行う者を同列に論じますが、なぜですか?
【答】詩編1編1節の通り旧約の民は神に従わぬ者と罪人と高慢な者を同列に扱いました。エバは創世記3章で神のようになることを望みましたが、マリアはルカ1章38節で自分は主のはしために過ぎないと謙遜しました。

詩編1編1節は神と共にいるための必要三条件を記す。一つ目は神に逆らう人に同調しないこと、二つ目は罪や悪に走らないこと、三つ目は高慢心を捨てることである。高慢で周囲の人々を粗略に扱う人は、いつか必ず神をも粗略に扱う。神の御独り子の母となった女性が高慢心とは無縁であるのは当然である。

【問】なぜ母マリアは崇敬されるべきですか?
【答】神の御独り子が救い主として人間の世に来られることを預言者たちは語っていましたが同時に、救い主が生贄の小羊のように屠殺されるとも語っていました。しかしマリアは生まれて来る子の苛酷な定めを完全に理解した上で、母となることを承諾しました。