試論:「犬とラザロ」を140文字以内で

聖書の中で「犬」は、<良からぬもの>の比喩で用いられる(詩編22編17(16)節、マタイ7章6節、フィリピ3章2節等)。ルカ16章「金持ちとラザロ」の話に、できものをなめる犬が登場する。現代の日本人は犬の行為を慰めと捉えがちだが、古代のイスラエルでは恐らく「傷口に塩」を意味した。