イザヤ2章12節以下は万軍の主の日に「低くされる」者たちとして「誇る者」「傲慢な者」「高ぶる者」を名指しするが、さらに、この類の者を次の比喩で呼ぶ。「高くそびえ立つレバノン杉」「バシャンの樫の木」「高い山」「そびえ立つ峰」「高い塔」「堅固な城壁」「タルシシュの船」「美しい小舟」。
(注)別エントリー「試論:『主の日』二つの意味を140文字以内で」も参照のこと。
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【追記】
ルカ3章5節はイザヤ40章4節を引用して、「谷はすべて埋められ、山と丘はみな低くされる」と記す。イザヤが到来を預言した救い主イエスは何度も「自分を高くする者は神によって低くされ自分を低くする者は神によって高くされる」と繰り返され、イザヤ40章4節の預言が何の比喩かを御説明された。
(注)別エントリー「試論:『高慢と謙遜』を140文字以内で」も参照のこと。
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イザヤ2章12節は、万軍の主の日においては全ての「誇る者」「傲慢な者」「高ぶる者」はことごとく低くされると預言して、14節は彼らを「高い山」「そびえ立つ峰」と表現する。主イエスも「自分を高くする者は神によって低くされ、自分を低くする者は神によって高くされる」と繰り返し教えられた。
(注)別エントリー「試論:『高慢は破滅を準備する』を140文字以内で」も参照のこと。
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箴言3章34節は「神は高慢な者を敵とし、へりくだる者には恵みを与えられる」(ヤコブ4章6節、一ペトロ5章5節)と説く。主もルカ18章14節で「自ら高ぶる者は神によって低くされるが、へりくだって自ら低くなる者は高くされる」(ヤコブ4章10節及び一ペトロ5章6節参照)と仰せになった。
(注)別エントリー「試論:詩編1編1節を140文字以内で」も参照のこと。
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マタイ13章34節以下に「これら全てをイエスはたとえで群衆に語られ何事もたとえを用いずには語られなかった。それは預言者の啓示が実現するためだった。『わたしは口を開き初めの時からの秘密をたとえで語る』(詩編78編)」とある以上、「字義通りの解釈」を強調するのは不自然で眉唾物である。
エゼキエル書38章には「マゴグのゴグ」預言があり、13節「タルシシュの商人」に関して古代のギリシア語聖書は「タルシシュ」を「カルタゴ」と解釈したが、商業国カルタゴは紀元前146年には既に滅亡しており、従って「マゴグのゴグ」預言はカルタゴ滅亡以前の時期に実現していなければならない。
(注)別エントリー「試論:『エゼキエルのゴグ』を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:エゼキエル戦争を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「予備的考察:いわゆる『エゼキエル戦争』」も参照のこと。
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エゼキエル書26章から28章にはティルスの繁栄と滅亡が預言されているが、預言から二百数十年後にマケドニアのアレクサンドロス大王がティルスを滅ぼした。一部市民は脱出して北アフリカの植民市カルタゴに逃亡し、引き続き繁栄を謳歌したが、二百年弱のうちにローマ人がカルタゴを完全に滅ぼした。
(注)別エントリー「試論:預言解釈の基本を140文字以内で」も参照のこと。
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ヨハネ1章14節は神の御独り子が恵みと真理に満ちて人間となられたことを記すが、ヤコブ4章6節と一ペトロ5章5節はともに「神は高慢な者を敵とし、へりくだる者に恵みをお与えになる」と強調し、ルカ1章は「わたしは主のはしため」とへりくだった女性こそが御独り子の母となったことを特筆する。
(注)別エントリー「試論:ヨハネ1章14節とマリアを140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:『イエスとマリアの関係』を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:『まこと(=真理)の神』を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:『道・真理・命』を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:『真理』あるいは三位一体を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:『真理とは何か』を140文字以内で」も参照のこと。
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