試論:エゼキエル書「タンムズ」を140文字以内で

エゼキエル8章14節は主の神殿の門の入口において異邦の神々の一員であるタンムズ神への礼拝が行われていることを記した。これを15節では「忌まわしいこと」と表現して10章は主の栄光が神殿を去る光景が記される。エゼキエル及びヘブライの民にとって、タンムズ神礼拝は神なる主への背信である。

(注)別エントリー「試論:『天使たちが神殿を去る』を140文字以内で」も参照のこと。
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【追記】

バビロニアの暦は「第四の月」を「タンムズの月」と表現した。バビロン捕囚から古代イスラエルの民を解放したペルシア人が、バビロニアの暦を自分たちの暦として継承したために、ペルシアの統治下に入った古代ユダヤの歴史に「タンムズ」は残ったが、本来タンムズはヘブライ人にとって異邦の神である。

(注)別エントリー「試論:『古代ユダヤの二つの暦』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/12908

バビロン捕囚後の古代ユダヤにはエジプト以来の暦(申命記16章1節:アビブの月)とバビロンの暦(ネヘミヤ2章1節:ニサンの月)の二つが存在した。これを踏まえればハガイ2章「第九の月の二十四日」と一マカバイ4章52節「キスレウ(第九)の月の二十五日」とは同一の日を指す蓋然性が大きい。

主イエスはマタイ21章42節で、詩編118編22節を踏まえ御自身を「家」の《隅の親石》に喩えられた。他方ハガイ2章は《主の神殿(=神の「家」)の基》が置かれる日(18節)としてヘブライ人の暦で「第九の月の二十四日」という日付を何度も強調する。これはユダヤ教のハヌカと同時期である。

(注)別エントリー「試論:神殿奉献記念祭(ハヌカ)を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「聖書にはクリスマスの日付が載っていますか???」も参照のこと。
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