試論:ヨハネ5章46節を140文字以内で

モーセの時代、臨在の幕屋を囲むようにイスラエルの民は陣営を形成した。福音書の時代には神殿が臨在の幕屋の後身である以上は、神殿を囲むエルサレムの都自体が自分たちの時代の「陣営」だと考えられた。だとすれば主イエス・キリストが都の中を歩まれるのは申命記23章15(14)節の通りである。

(注)別エントリー「『ヘブライ人への手紙』が書かれた理由」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/2286

【追記】

レビ記は、「重い皮膚病」の人と性病の人は陣営の外に住まねばならぬとする。古代ユダヤの歴史家ヨセフスは、一世紀のエルサレム市内から、淋病の人と「重い皮膚病」の人は完全に排除されていた、と記した。当時のヘブライ人にとっては、エルサレムの都こそが自分たちの時代の「陣営」そのものだった。

(注)別エントリー「試論:モーセが預言したキリストを140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/6497