試論:「エジプトでは魚がただ」を140文字以内で

民数記11章は「エジプトでは魚が食べ放題」と民の不満の声を記す。砂漠化が進行した現代の姿と異なり古代エジプトは「主の園」と比較されるほど「よく潤っていた」(創世記13章10節)。出エジプト記8章も「河川、水路、池の上」と記し、ヘロドトスの記述同様エジプトが肥沃な地だったと物語る。

【追記】

創世記13章10節は水の豊富な土地の例として「主の園」とエジプトを挙げ、同41章では七年の大豊作がエジプトで続いた後に世界規模の飢饉が到来した際、各国から人々がエジプトに食糧を求めに来た。出エジプト記2章では葦の茂みが言及され、同8章1節では河川・水路・池などの水資源が登場する。