試論:「聖霊の働きの識別」を140文字以内で

イザヤ11章では聖霊の賜物として知恵・識別・思慮を挙げ、またガラテヤ5章23節では節制を挙げる。従って例えば詐欺に引っ掛かったり、貴重品を紛失したり、交通事故を起こしたり警察に違反を指摘されたり、多くの飲食物への執着を断ち切れないならば、常識的に判断して聖霊の介在は否定的である。

(注)別エントリー「試論:聖霊とは無縁の危険な自負を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/6586

【追記】

イザヤ11章2節は聖霊(神の霊)から人間への賜物の筆頭に、知恵を挙げる。箴言8章13節は知恵が「憎む」事柄として、傲慢・驕り・悪の道・暴言を吐く口を挙げる。従って傲慢な人や驕る人や悪の道に走る人や暴言を吐く人は全て疑う余地なく、聖霊(神の霊)とは縁遠い人だと言っても過言ではない。

聖パウロのガラテヤ書5章によれば、聖霊が働いている徴は愛・喜び・平和・寛容・親切・善意・誠実・節制(22節〜23節)であり、聖霊が不在である徴は姦淫・わいせつ・好色・偶像礼拝・魔術・敵意・争い・そねみ・怒り・利己心・不和・仲間争い・ねたみ・泥酔・酒宴(19節〜21節)などである。

(注)別エントリー「聖霊の働きか否かを確実に識別できる基準」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/4564

聖霊の七つの賜物という特別の恵みは、古代のギリシア語訳またラテン語訳のイザヤ書11章2節〜3節の記述に基づいており、

【1】知恵(上智)
【2】分別(識別)
【3】思慮(賢慮)
【4】剛毅(勇気)
【5】〔主に関する〕知識
【6】〔主に対する〕孝愛(信心)
【7】〔主に対する〕畏敬

などである。

(注)別エントリー「試論:聖霊降臨と聖母を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/4990