主はヨハネ10章34節以下で「聖書は神の言葉を受けた人々を神々と呼んでいる」と主張された(詩編82編参照)。出エジプト記22章8節中の「神の御もとに」は、ヘブライ語本文では「神々のもとに」であり、神々とは裁判人(申命記1章16節)を指す。「裁判は神に属する」(17節)反映である。
【追記】
主イエスはヨハネ10章で「神々」という表現を使われて詩編82編に言及されたが、この詩編は裁判人(出エジプト記21章と22章のヘブライ語本文は裁判人を「神々」と表現する)を戒める内容のものである。詩編82編2節「いったいいつまであなたたちは不正な裁きを行い悪人を容認しているのか」。