二千年近く前、「力こそ正義」を地で行く最強の帝国に、属国の一つが反乱を起こした。反乱の約四十年前、その属国には長年待望されていた「メシア」が現われたが指導者たちは彼を認めず、彼は処刑されていた。反乱は鎮圧され国も都も神殿も滅亡したが約三百年後、帝国は処刑された男の教えを受容した。

（注）別エントリー「ダニエル書９章の『七十週』預言」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/22

（注）別エントリー「エルサレムがバビロンと呼ばれた理由」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/1962

（注）別エントリー「戦争と飢餓：ある意味で実戦よりも残酷な」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/4744

【追記】

ローマ帝国の闘技場では人間対猛獣や人間同士の格闘で多くの命が失われたが、人々は闘いに熱狂した。「力こそ正義、強者が世界を支配する」という理念の象徴がそれだったが、何かが間違っていると感じる人が徐々に増え、最終的に「頬を打たれたら反対の頬も向けよ」と語った人の教えを帝国は受容した。

（注）別エントリー「試論：マタイ５章３９節を１４０文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/6993

（注）別エントリー「試論：悪人には抵抗できないの？を１４０文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/6558

（注）別エントリー「試論：『敵を愛（＝尊重）する』を１４０文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/14507