試論:「聖霊の静かな働き」を140文字以内で

主イエスはマルコ4章26節以下の「種」のたとえで信仰の成長をお教えになったが、ヨハネ3章では同様の事柄をニコデモに別の表現で御説明され、同章8節は聖霊を「風」と表現する。同章とマルコ4章を比較すると、種が芽を出して日々ゆっくり成長するように聖霊は静かに働き続けると示唆されている。

【追記】

聖パウロのガラテヤ書5章によれば、聖霊が働いている徴は愛・喜び・平和・寛容・親切・善意・誠実・節制(22節〜23節)であり、聖霊が不在である徴は姦淫・わいせつ・好色・偶像礼拝・魔術・敵意・争い・そねみ・怒り・利己心・不和・仲間争い・ねたみ・泥酔・酒宴(19節〜21節)などである。

(注)別エントリー「聖霊の働きか否かを確実に識別できる基準」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/4564

聖霊の七つの賜物という特別の恵みは、古代のギリシア語訳またラテン語訳のイザヤ書11章2節〜3節の記述に基づいており、

【1】知恵(上智)
【2】分別(識別)
【3】思慮(賢慮)
【4】剛毅(勇気)
【5】〔主に関する〕知識
【6】〔主に対する〕孝愛(信心)
【7】〔主に対する〕畏敬

などである。

(注)別エントリー「試論:聖霊降臨と聖母を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/4990

パウロは一コリント14章33節で神は混乱(無秩序)の神ではないと記し、同30節で集会中に複数人が同時並行的に言葉を発することを禁じ37節で混乱は主の流儀ではないことを示唆した。ヨハネ17章11節等で主イエスが強く願われ使徒言行録4章32節で実現した、「一つ」に違反するからである。

(注)別エントリー「試論:『心も思いも』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/10376

(注)別エントリー「試論:『混乱の神ではない』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/10363