試論:「彼らは理由もなく」を140文字以内で

主はヨハネ15章25節で「人々は理由もなくわたしを憎んだ」と「彼らの律法」旧約聖書を引用されたが、これは詩編109編2節から5節「神に逆らい欺く者の偽る舌がわたしに語る。憎しみの言葉がわたしを囲み、理由もなくわたしに挑み、わたしの愛と善意と祈りに悪意を返す」を要約した表現である。

【追記】

レビ19章18節は「自分自身を愛するように隣人を愛する」という隣人愛を命じ、同章ではその隣人愛の対極にある様々な行為を禁じる。17節は「心の中で兄弟を憎んではならない」と悪意を秘めたまま隣人に接することを禁じて「出来心(ふざけただけ)」という言い訳も認めない(箴言26章19節)。

(注)別エントリー「試論:『理由のない憎しみ』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/6468

御受難前に主は、「理由のない憎しみ」(ヨハネ15章25節)に言及され、また人心荒廃が神殿の滅亡に先立つと予告された(マタイ24章10節、12節)。約四十年後に神殿は滅亡し、さらにその数十年後あるユダヤ教の高名なラビは、「理由のない憎しみ」の蔓延により神殿は滅亡したと、結論付けた。

(注)別エントリー「試論;『人心荒廃は滅亡の前兆』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/6291

(注)別エントリー「悪意の放棄なしに永遠の命を得る道はない」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/4884