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試論:「穴を掘る」を140文字以内で

旧約聖書では「良からぬ意図の下に穴を掘る」行為は、結局は自分自身の破滅を準備する象徴的な仕草と見なされた(詩編57編7(6)節)。詩編94編12節は「主よ、あなたに諭されあなたの律法を教えていただく人は幸い」と記し、13節では神に逆らう者の滅びの象徴として「穴」が言及されている。

(注)別エントリー「試論:『落とし穴』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/7560

【追記】

詩編55編24(23)節の「滅びの穴」という表現の通り、旧約聖書では「穴」という存在自体が「滅び」の象徴とみなされた。エゼキエル19章4節と8節で「穴」というヘブライ語は「罠」を意味し、詩編7編16(15)節や9編16(15)節では、「穴」は自分自身を陥れる可能性も秘めると歌う。