試論:「《神の義》と聖ヨセフ」を140文字以内で

【問】養父ヨセフは正しい人や義人と呼ばれますが、正義と聞くと厳格なようにも聞こえます。
【答】いいえ。主イエスは自分自身の《義化》(ルカ10章29節)を望む一人の律法学者に善きサマリア人の話をされましたが、ヨセフの「正義」とは善きサマリア人の行動そのもので、厳格さはそこに皆無です。

【追記】

【問】主イエスの養父ヨセフは正しい人(マタイ1章19節)と呼ばれますが、どうしてですか?
【答】箴言21章26節は「正しい人は惜しみなく与える」(フランシスコ会訳)と説きますが、特に古代ギリシア語訳では困窮している人に対する憐れみ・慈しみなどの点で「惜しみなく」、のニュアンスです。

(注)別エントリー「試論:ディカイオス(義人)を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/20497

主イエスはマタイ21章32節で「義(ディカイオシュネー)の道」を自称された(二ペトロ2章21節、箴言8章20節参照)が、養父ヨセフをマタイ1章19節は義人(ディカイオス)と呼び天使が雲の上から落ちて来たような底抜けの大善人であると示唆する。その彼でさえ婚約者の妊娠は大試練だった。

(注)別エントリー「試論:『義の道』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/20950

【問】婚約者の妊娠を知ったヨセフはなぜ「ひそかに縁を切ろう」としましたか?
【答】隣人の悪事の確証を握っている者は、それを告発しなければ処罰の対象でした(レビ5章1節)が、彼にとって妊娠と同様に彼女の貞潔も一目瞭然でした。十戒は偽証を禁じており大混乱の彼は身を引こうと決意しました。

(注)別エントリー「試論:『婚約者の妊娠』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/21032