【問】なぜ民数記12章3節はモーセを誰よりも柔和な人と呼ぶの?
【答】姉ミリアムと兄アロンは弟モーセが権威を独占していると思い込んで嫉妬しましたが、実はモーセ自身は自分の責任の大きさに常に悩んでおり、姉や兄からの難癖にも言い返すこともせず姉を罰した神なる主に姉への容赦を乞いました。
(注)別エントリー「民数記12章3節:モーセの人となり」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/5051
【追記】
主は「柔和な人は幸いである。その人は地を受け継ぐ」と仰せになったが、「柔和な人は地を受け継ぎ(安心感で満たされる)」という表現は古代のギリシア語訳詩編の36編(日本語訳では37編)11節にもみられ、8節は憤怒の放棄を勧める。「地を受け継ぐ」は9,22,29,34節にも用いられる。
「柔和な人」と同じ単語を古代のギリシア語訳民数記12章3節は用い、モーセを他の誰よりも「柔和」だったとした。モーセが姉ミリアムと兄アロンに難癖をつけられた際、ミリアムは厳しく主に罰せられたが、モーセは姉のために救いを求めて主に叫び、この時のモーセの態度が「柔和」の代表例とされた。