試論:イエスと敵たちの緊張関係を140文字以内で

【問】「神のものは神に、皇帝のものは皇帝に」の話の時、都の状況は?
【答】ヨハネ11章54節は、主イエスが「指名手配」同然の境遇になったと記しますが、過越祭近くになり主は都に入城され、人々が歓呼をもって迎えた結果、敵たちは必然的に「倒さなければ倒される」状況であると思い詰めました。

【追記】

【問】敵たちは、どうやって主イエスを「倒す」ことを目論んだのですか?
【答】ヨハネ11章47節以下では当時のユダヤの指導者たちは、イエスただ一人が死んでくれるならローマがユダヤを滅ぼすことはない、という論法で、イエスの殺害はローマに手を下させるというカイアファの案でまとまりました。

【問】ローマがユダヤを滅ぼすという懸念は何に由来するの?
【答】ダニエル9章26節は、メシアが非業の死を遂げた後で「次に来る指導者の民」が都と聖所を荒らすと預言します。また申命記28章49節は古代のイスラエルを滅ぼす国民を預言します。その国を象徴する動物とローマの国章は同じでした。

【問】主イエスただ一人を死なせたことで、古代のユダヤは滅亡せずに済みましたか?
【答】最終的には「いいえ」です。主の御受難から三十数年後ユダヤでローマ支配に対する大反乱が勃発し、緒戦こそローマは反乱軍に撃退され続けましたが、最終的に紀元七〇年、エルサレムと神殿とは完全に滅びました。