試論:結婚しない方がまし???を140文字以内で

【問】マタイ19章10節に「夫婦の間柄がそんなものなら、結婚しない方がまし」とあります。「そんなもの」とはどういう事例のこと?
【答】9節の主の仰せの中の「〔夫が〕不法な結婚でもないのに妻を離縁し他の女性を妻にする」ような場合で、要は、夫側の単なる身勝手による離婚の事例を指します。

【追記】

【問】ファリサイ派の人々はなぜ離婚に関する質問を主イエスにしてきたの?
【答】かつて洗礼者はヘロデ・アンティパスが自分の兄弟の妻を奪ってわがものとしたことを批判し、ヘロデに監禁されました。主イエスにヘロデ批判をさせる方向に議論を誘導する罠だったのかもしれませんが、確証はありません。

(注)別エントリー「試論:『洗礼者ヨハネの死』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/14207

ヘロデ・アンティパスは洗礼者の言葉に喜んで耳を傾けたが単なる好奇心からで、自分の兄弟がお人好しであることにつけ込んで、その妻と親密になり、やがて彼女を奪い取った。根はやはり悪人の彼はイエスの逮捕後、イエスにも興味を抱いたが、興味を失うと洗礼者の時と同様に、イエスを平気で見捨てた。

兄弟に妻を奪われたフィリポは、ヘロデ大王の息子たちの中ではへりくだりを知る常識人だった。ただ、癖の強い猛々しい悪人が揃うヘロデ王家の中にあっては、フィリポのこの態度は物足りなくも弱々しい「お人好し」として周囲に映ったようで、そこにつけ込んだ妻と兄弟によって小馬鹿にされてしまった。

(注)別エントリー「洗礼者の最後の日々」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/20923