試論:「大工の子」?「大工」?を140文字以内で

【問】マタイ13章55節「大工の子」、マルコ6章3節「大工」。どちらが本当?
【答】古代のヘブライ人は「◯◯の子ら」(複数形)で「◯◯に属する者たち」を表現し、他方、「◯◯の子」(単数形)では「まさに◯◯そのもの」をも表現し、「大工の子」は大工、「神の子」は神、「人の子」は人です。

(注)別エントリー「神の子らは人の娘たちを【再投稿】」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/8636

【追記】

【問】古代のヘブライ人にとって、「神の子ら」(複数形)と「神の子」(単数形)とでは、意味が変わるということですか?
【答】「神の子ら」(複数形)だと「神に属する集団」の意味なので、天使たちも信仰者の集団も含まれますが、「神の子」(単数形)だと《神の御独り子》ただ御一方です。

【問】マタイ13章55節の「大工の子」を「イエスは大工」と解釈するなら、養父ヨセフは大工ではなかったの?
【答】いいえ。ヨセフが大工ではなかったという伝承は聞いたことがなく、むしろ「ヨセフが大工だったから、当然イエスも大工だった」と解釈するのが、最も穏当な答えであると考えられます。