試論:「自分の罠にかかる」を140文字以内で

古代のイスラエルでは悪巧みを思い付いて実行する者を戒める際、「他人を落とすための穴を掘る者は、自分がそこに落ちる」という言い回しを好んで用いた。箴言26章27節とコヘレト10章8節の他、ダビデも詩編9編で用い、7編でも悪人の典型的な仕草に挙げている。自分の悪巧みは必ず自分へ戻る。

(注)別エントリー「試論:『落とし穴を掘る人』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/13476

【追記】

「因果応報」という言葉があるように他宗教にも類似の考え方が存在するが決定的な違いは、聖書には「輪廻」「前世の因縁」などの概念は全く存在しないため、発端となった悪巧みを思い付いて実行する者とそれが回り回って自分のところに災いとなって戻って来て被害を蒙る者とは、全くの同一人物になる。