使徒言行録12章でヤコブを殺害させた「ヘロデ王」ことヘロデ・アグリッパ一世は、ユダヤ人の歓心を買おうとしてキリスト信者たちに大弾圧を行った後、異邦人から露骨に追従され神のように扱われ、一神教信者ならば直ちに止めさせるべきところをそうせずに自己陶酔し、主の天使に打ち倒され頓死した。
【追記】
主の御降誕から第二神殿の滅亡までエルサレムに七人の「王」が君臨した。ヘロデ大王、アルケラオス、アンティパス、アグリッパ一世、アグリッパ二世がヘロデ王家の五人で、アグリッパ二世のユダヤ退去後の独裁者ギスカラのヨハネが六人目となり、ローマに処刑されたシモン・バルギオラが七人目である。
(注)別エントリー「試論;黙示録17章『七人の王』を140文字以内で」も参照のこと。
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