主イエスはヨハネ4章48節で「あなたたちはしるしや不思議な業を見なければ決して信じない」と仰せになった。ただ王の役人には悪意がなく、その息子は癒され、その家族はイエスを信じた。イエスの敵たちは、何度イエスが「しるし」を行われても、ますます敵意と悪意を募らせ、イエスに挑戦し続けた。
【追記】
主イエスはヨハネ12章30節で、御父の天からの声(28節)が聴こえたのは、イエス御自身のためではなく、人々が信じて救いに入るためだと仰せになった。主はラザロの死(11章15節)と復活(42節)の際も、人々が信じて救いに入るためにこのようなことが起きるという旨を仰せになられている。
主イエスはヨハネ12章28節で、「父よ、御名の栄光を現して下さい」と仰せになり、すると天から声が聞こえた。これは申命記5章22節以下を彷彿とさせ人々はそれを思い起こしたなら慄然としたはずである。ただ群衆の反応は「雷が鳴った」「天使がこの人に話しかけた」等で、回心には至らなかった。