ルカによる福音書」カテゴリーアーカイブ

試論:器の中にある物を施す??を140文字以内で

旧約の民の世界観では、人間は神によって塵から創造された「土の器」であり、そこに神が命の息つまり霊魂を吹き込まれて生きる者となった。旧約の民は箴言1章23節以下またはイザヤ58章10節の通り、「霊魂を注ぐ」という言い回しで、相手に配慮して庇護を与え憐れみの心で接することを表現した。

【追記】

ルカ11章41節「器の中にある物を施せ」の「器」とは「土の器」「陶器」の比喩と同様、人間を指す。「器の中にある物」は人間に吹き込まれた「命の息」(創世記2章7節)つまり「霊魂」を意味する。イザヤ58章10節のヘブライ語原文「霊魂を注ぐ」は、「心を配る」(新共同訳)ことを意味する。

(注)別エントリー「試論:『土の器』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/6902

(注)別エントリー「『土の器』(つちのうつは)」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/14324

(注)別エントリー「ただ器の中にある物を施せ」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/19407