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試論:安息日か隣人愛かを140文字以内で

ヨハネ5章の通り、敵たちは安息日の掟を持ち出して主イエスを攻撃するのが常だった。安息日の掟は確かに十戒にも含まれるものの、マルコ12章28節以下の律法学者との問答で再確認された通り古代のイスラエルで最も重要な掟の第一は神への愛の掟、第二は隣人愛の掟であり安息日の掟より優先される。

(注)別エントリー「試論:『しるし』と敵意を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/15357

【追記】

「真理(ギリシア語本文でアレテイア)とは何か」(ヨハネ18章38節)の答えをマルコ12章32節は「神は唯一で他に神はない」ことがアレテイアとし、主はこれを「適切な答え」とされた(34節)。ヨハネ14章6節「わたしこそが道、真理、命」10章30節「わたしと父とは唯一のものである」。

(注)別エントリー「『真理(まこと)の神』」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/15246