新約聖書」カテゴリーアーカイブ

試論:申命記34章の「ネボ山」を140文字以内で

ルカ1章の聖母マリアに関する記述が、サムエル下6章の「神の箱(契約の箱)」に関する記述と重なっていることは、古代より知られていた。二マカバイ2章は「契約の箱」を預言者エレミヤがネボ山に隠したと記すが数百年後、黙示録11章19節は神の神殿に「契約の箱」つまりマリアの姿を見たと記す。

(注)別エントリー「ルカ福音書の聖母とサムエル記下の神の櫃」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/1544

【追記】

ルカ1章は、サムエル下6章の「神の箱(契約の箱)」と受胎後のマリアとを重ねる記述を行う。真の「神の御言葉」を胎内に宿したマリアは、同じく真の「神の箱」だからである。「神の箱」に不用意に触れて死んだ男(サムエル下6章6節以下)をヨセフは思い起こし、マリアに最大限配慮したはずである。

(注)別エントリー「聖母と聖ヨセフが終生童貞である理由」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/4464