主イエスはヨハネ5章で三十八年も病気で苦しんでいた人を安息日に癒された。ルカ13章15節以下「安息日だろうと皆、牛やろばを家畜小屋から連れ出して水を飲ませに行っている。この女性はアブラハムの娘でありながら十八年間もサタンに束縛されていた。安息日でも解放してやるべきではないのか」。
【追記】
ヨハネ5章の通り、敵たちは安息日の掟を持ち出して主イエスを攻撃するのが常だった。安息日の掟は確かに十戒にも含まれるものの、マルコ12章28節以下の律法学者との問答で再確認された通り古代のイスラエルで最も重要な掟の第一は神への愛の掟、第二は隣人愛の掟であり安息日の掟より優先される。
(注)別エントリー「試論:『しるし』と敵意を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/15357
マタイ12章で、麦畑から穂を摘んで直に麦を口にするほど弟子たちは空腹だった。ファリサイ派の人々に対し、主はサムエル上21章を引用された。パンではなく直に麦を口にするほどの空腹をしのぐことは、井戸に落ちた息子をすぐに引き上げる(ルカ14章5節)ことと同じく、安息日の掟にも優先する。
(注)別エントリー「試論:『空腹をしのぐ』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/10791