試論:創世記4章7節を140文字以内で

この節の最初の部分は「あなたの仕事振りが良いものならば、なぜ献げ物が目に留まらなかったのか?」とも解釈し得る。主は、カインがアベルのようには労苦しておらず手間暇もかけず、ろくに世話もせず、ただ自然に育ったがままのものを献げたと暗示されて、カインの「やっつけ仕事」を注意されている。

【追記】

【問】弟を殺したカインには違う道はなかったのですか?【答】なぜ弟の献げ物には神は目を留められたのに自分の献げ物にはそうされなかったのか、まず彼は弟と話し合うべきでした。間違った自尊心のために彼はそうせず、神から語り掛けられた際に神へ理由を直接質問することさえも彼はしませんでした。

【問】神はえこひいきされましたか?【答】兄は適当な気持ちで自分の産物の中からありきたりのものを神に献げましたが、弟は真心を込めて選りすぐりのものを献げました。詩編18編の通り、神は無垢な者には無垢に向き合われ心の曲がった者には背を向けられますが、兄は弟だけではなく神も恨みました。

(注)別エントリー「試論:カインとアベルを140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/16646