試論:ヨハネ5章46節のモーセを140文字以内で

【問】主イエスはヨハネ5章46節で「モーセはわたしについて書いている」と仰せになりましたが例えば、どの箇所のことですか?【答】レビ26章11節〜12節「わたしはあなたたちのただ中に住まいを置き〜」(ヨハネ1章14節「神の御言葉は肉(=人)となられ、わたしたちの間に住まわれた」)。

(注)別エントリー「試論:ヨハネ1章14節の『肉』を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:ヨハネ1章14節とマリアを140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:『言(ことば)』を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:『神の御言葉』を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:ヨハネ1章1節を140文字以内で」も参照のこと。
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(注)別エントリー「試論:『人間を照らす光』って?を140文字以内で」も参照のこと。
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【追記】

モーセの時代、臨在の幕屋を囲むようにイスラエルの民は陣営を形成した。福音書の時代には神殿が臨在の幕屋の後身である以上は、神殿を囲むエルサレムの都自体が自分たちの時代の「陣営」だと考えられた。だとすれば主イエス・キリストが都の中を歩まれるのは申命記23章15(14)節の通りである。

(注)別エントリー「『ヘブライ人への手紙』が書かれた理由」も参照のこと。
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レビ記は、「重い皮膚病」の人と性病の人は陣営の外に住まねばならぬとする。古代ユダヤの歴史家ヨセフスは、一世紀のエルサレム市内から、淋病の人と「重い皮膚病」の人は完全に排除されていた、と記した。当時のヘブライ人にとっては、エルサレムの都こそが自分たちの時代の「陣営」そのものだった。

モーセはレビ記26章で、イスラエル人が神に忠実であり続ける場合の幸福を説き、11節と12節では主が人々の間に住まわれ、人々の間を巡られると預言した。ヨハネ1章14節は、「神の御言葉」すなわち人々に直接語り掛けられる主イエス・キリストが、「肉」すなわち人間になられたことを説明する。

(注)別エントリー「試論:エゼキエル37章を140文字以内で」も参照のこと。
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