試論:ティルスやシドンとユダヤを140文字以内で

ルカ6章17節以下では主イエスの評判を聞きエルサレムやユダヤ全土からだけはなく、ティルスとシドンの海岸地方からも人々が集まったと記す。この海岸地方の人々はフェニキア人だったが、使徒言行録12章20節によればユダヤから食糧を調達しており、従ってユダヤの動向から常に目を離さなかった。

(注)別エントリー「試論:『ティルスとシドン』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/19240

【追記】

主がルカ10章13節で引き合いに出された「ティルスとシドン」はフェニキア人の都市で、旧約時代にはバアル信仰で知られたが、福音書の時代までにバアルは古代ギリシアのゼウスと習合していた。この地方の人々は使徒言行録12章20節によれば、ユダヤから食糧を調達しているという接点が存在した。

(注)別エントリー「試論:『アグリッパ一世の頓死』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/17914