試論:「ヨナとアッシリア」を140文字以内で

主イエスはルカ11章32節で預言者ヨナの説教がアッシリアの都ニネベの人々を悔い改めさせたと仰せになった。しかし実のところヨナ自身は神がニネベを滅ぼすことを望んでいた。アッシリアが周辺諸国に侵略の手を伸ばしていたからである。ヨナの働きのためかアッシリアの脅威は数十年間、沈静化した。

【追記】

【問】ヨナ3章5節には「ニネベの人々は神を信じた」とありますが、ニネベの人々はイスラエルの神なる主に対し、いったい何を信じたのですか?【答】神は悪から離れる者全てに対して憐れみ深く優しい方であることを信じ、善からぬことをいっさい捨てて心の底から悔い改めていることを神に示しました。

(注)別エントリー「試論:『主は優しい人に優しい』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/8296

(注)別エントリー「試論:『ガリラヤからの預言者』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/15449

(注)別エントリー「試論:エゼキエル18章のまとめを140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/14893

ヨハネ7章52節に「ガリラヤからは預言者は出ない」という敵たちの難癖がある。彼らの発言は誤りで、預言者ヨナの出身地は列王下14章25節にガト・へフェルと記される。ヨシュア19章13節ではガト・へフェルはゼブルン族の領土で、そこはイザヤ8章23節の通り福音書の時代のガリラヤである。

(注)別エントリー「主イエス・キリストがインマヌエルである理由」も参照のこと。
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主イエスはルカ11章29節以下で、ヨナの説教に悔い改めたニネベの人々と、ソロモンの知恵を聞くためにエルサレムを訪れたシェバの女王を引き合いに出されたが、この仰せには当然「あなたたち今の時代のイスラエル人は、ニネベの人々やシェバの女王にまさるものなのか」のニュアンスも含まれている。

(注)別エントリー「試論:『ニネベの回心』を140文字以内で」も参照のこと。
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