試論:ルカ21章8節の偽メシアを140文字以内で

使徒言行録21章でパウロが逮捕された時エルサレムは厳戒体制下にあった。理由は38節にある通り、直前にエジプト出身の偽預言者が四千人のテロリストを率いて反乱を起こし、都への突入を企てたが、失敗して荒れ野に逃亡する事件が起こったためである。既に主の御受難から三十年近くが経過していた。

(注)別エントリー「試論:『人心荒廃は滅亡の前兆』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/6291

【追記】

新約聖書にはイエスに従う人々とは全く別に、暴動や反乱で社会を動かそうとする人々の姿が登場する。バラバ(マルコ15章7節)、テウダ(使徒言行録5章36節)、ガリラヤのユダ(同37節)、「あのエジプト人」(同21章38節)などがそれで、最終的にローマへの大反乱を起こしユダヤは滅んだ。

(注)別エントリー「試論;古代ユダヤの政情不安を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/16235