試論:「エルサレム神殿の崩壊」を140年以内で

ヨハネ2章20節は、ヘロデ大王の時代に始められたエルサレム神殿の大拡張工事が既に四十六年も続いていたと記す。この大拡張工事はさらに三十数年続けられた後、遂に竣工した。しかしそれから十年と経たぬ紀元七〇年、ローマ帝国軍によって火を放たれたエルサレム神殿は、大音響と共に焼け滅びた。

(注)別エントリー「試論:『エルサレム神殿の滅亡』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/14613

【追記】

使徒言行録でパウロの尋問に同席したヘロデ・アグリッパ二世は主の御降誕から第二神殿滅亡までの間にエルサレムで君臨した七人の王の一人で、ローマへの反乱に与せず神殿滅亡後ユダヤで返り咲いたが神殿が既に存在せず、その監督権を行使できぬ以上、有名無実の存在で、彼の死でヘロデ王家は断絶した。

(注)別エントリー「試論:黙示録の『第八の者』を140文字以内で」も参照のこと。
http://josephology.me/app-def/S-102/wordpress/archives/12097