主イエスはルカ21章20節でエルサレムが敵に包囲されるのを見たら滅亡は近いと予告された。ユダヤがローマに対し反乱を起こした紀元六六年、エルサレムに来襲し包囲したローマ軍を反乱軍は予想外の勝利で撃退した。しかし四年後の紀元七〇年、戦線を立て直したローマ軍は都と神殿を完全に滅ぼした。
(注)別エントリー「戦争と飢餓:ある意味で実戦よりも残酷な」も参照のこと。
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(注)別エントリー「ダニエル9章の『七十週』預言」【再投稿】も参照のこと。
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【追記】
続く21節で主イエスは、エルサレムが堅固な都に見えようと決して地方に住んでいる人々は都に避難し籠城しようと考えてはならぬと警告された。『改訳 新約聖書』(1917年)の同章23節は「地(ち)には大(おほひ)なる艱難(なやみ)ありて、御怒(みいかり)この民(たみ)に臨(のぞ)み」。
(注)別エントリー「一人は連れて行かれ、他の一人は残される」も参照のこと。
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